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よくわからない曲はキライ

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「この曲はよくわからない」「意味がわからないからキライ」

そんな風に思うことってあるでしょうか。

もしかしたら近現代の作品にそんな感想を抱くことは少なくないのかもしれませんね。

絵画も同じように自分が慣れているタイプのものしか好きじゃない、と言われがちかもしれません。

でも芸術って本当にわからなければ面白くないのでしょうか。

そもそも音楽や絵画に触れるのは理解するためなんでしょうか。

以前の記事で小林秀雄さんの「考えるヒント3」の中に掲載されているエッセイをご紹介しました。

理解することと鑑賞することは全く違うんですね。

形式や手法に名前をつけて満足、では作者が伝えたかったことは全く届いていないことになってしまいます。

作曲する人は形式や手法を使って何かしら表現したいことがあったんですから。

「どこが旋律だかわからない曲は何を聴いていいかわからない」

「調が無ければ意味がわからない」

そんなのは使われてる手法にしか耳が向いていない、もったいない聴き方です。

耳を向けたいのはその形式や手法で何が描かれているのか。

あえて調性を感じさせない音の並びを使うのはなぜか、

拍子を変化させるのは何の目的があったのか、

せっかくならそんなことに耳を澄ましたいものですね。

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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