コミュニケーション 合奏・アンサンブル 思考と心

いやいや参加する演奏ってありますか?

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「この条件で演奏するのはちょっと気が進まないなあ」

そんな風に思うことってありませんか?

炎天下や小雨の降る中での演奏、なんて極端な例ですが他にも選曲やメンバーや練習時間など色んなモヤモヤを感じる条件ってきっとあるでしょう。

そんな時どうしていますか?

決まったことだから、みんながやるから、そんな理由であきらめて付き合ってはいませんか?

もしあまり気の進まない条件でもいったんやると決めたら愚痴を言ったりゴネたり不機嫌でいるのは建設的じゃないし、そんな態度は周りに迷惑にもなりますよね。

そういう気の進まない案件のときは思い切って断るというのも責任のある対応だと思います。

それはわがままとか自分勝手ではなく自分や周りに対して正直でいることでは無いでしょうか。

人が足りないからとか抜けたらもう戻れないからとかそうは言ってもやめられないなんて自分に嘘をついてごまかして、結局グチやゴネが出るなら最初から引き受けない選択肢もあるんですから。

もしもやりたくないと思うなら引き受けない選択をすることで自分の心や労力や時間を守ったりというだけでなく周りに対して「もっとやりたがってる別の人をリクルートする機会を与える」という親切にもなるわけです。

わたしの例でいうと、学生の頃や卒業したてのころはどんなにギャラが安くてもお客さんを集めるのも大変でも練習時間がたくさん必要な案件も「なんでもやります!」というスタンスで喜んで引き受けていました。

でもだんだん若くなくなってくるとなんでもやります流ではよりやりたい理念に近いかったり本当に勉強になる案件を逃すことが増えて来るんです。

何かを引き受けることで失う時間や機会のことを考えると、引き受けない選択をした方がいいということも多くなるんですね。

そしてわたしが断った仕事は学生や学校を出たてのもっと若い奏者に回っていきます。

ここでわたしがそういう駆け出し段階でやるような仕事にいつまでもしがみついていたらどうなるでしょう。

自分もステップアップするための新しい機会を得られないし、若い奏者が色んな現場で経験する貴重な機会を奪うことになるんですね。

とはいえアマチュア団体だと人数が足りず抜けられないと感じることもあるかもしれません。

でもよく考えてみましょう。

本当はやりたくないし実は不満を持っている人をフォローしながら練習や準備を進めていくのと、そういう余計なストレスがなく新しいメンバーを迎えられるのと、どちらがメンバーにとって心が軽くて楽しいでしょう。

イヤイヤやることは実際のところ誰の得にもならないんですよね。

Noと言うべきところで言わずあとからグチを並べるのは無責任なことかもしれませんね。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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