なんとなく話しはじめて話の核心を言ったら続きは「うんうん」と頷いて察してもらう、そんな場面って日常会話の中では結構あるかもしれませんね。
有吉尚子です。こんにちは!
日本人特有なのかどうかはわかりませんが、そんな話し方の習慣って演奏にも影響しているところが意外にあるんですよね。
例えば繰り返し出てくるフレーズ、1回目は何だかモヤモヤしたまま2回目からハッキリしてくるとか、スタッカートの続くパッセージが始まって少ししてから調子が出てくるなんて場面。
最初からハッキリすればいいのはわかっているのになかなか…なんていうのは日頃の話し方の習慣が出ているのかもしれません。
かといって、「じゃあ話し方を変えましょう!」なんてことではありません。
自分にどんな習慣があるかを知っていたら気にすることもできますし、無自覚の場合よりコントロールする意識を持ちやすくなりますから。
まずはそれで充分だと思います。
まず普通に会話するときに必要な表現やコミュニケーションと音楽の演奏必要な表現は日本人にとってはちょっと違うものなんだということを知っておくのはあやふやな演奏になってしまいがちな方には役に立つことかもしれませんね。