有吉尚子です。こんにちは!
楽典を一緒に読んでみましょう!のシリーズ、今回はp.93の「音階」からみていきましょう!
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音階は長短合わせてたくさんの種類がありますが、これはスケール練習なんかをしていると自然に身に付くものでもあるんですよね。
譜例2に長音階の構造が解説してあるので覚えておくと便利かもしれませんが、ここに書いてあるって知っておくだけでも「あれ?なんだっけ?」という時にどこを調べたらいいかわかるのでここに書いてあったことを覚えておくだけでもOKです。
ちなみに覚えるのなら簡単な方法があります。
その調の主音(C-durならCの音)から数えて何番目かということで音に番号を振ります。
C-durなら
C→1
D→2
E→3
F→4
G→5
A→6
H→7
C→1
となり、G-durなら
G→1
A→2
H→3
C→4
D→5
E→6
Fis→7
G→1
となります。
そしたら後は超絶簡単。
長音階ではどの調でも同じく3と4、7と1が半音関係で残りは全部全音の関係なんです。
シャープやフラットがどこにつくかわからなくたって、主音(1番の音)から音を並べて3と4、7と1が半音にそれ以外が全音になるように調号をつければ良いんですね。
よくあるスケール練習というのはその音の並び方を感覚として身につけて調性感を養うのが目的でもあるんです。
音階の構造を知識としても感覚としても知っていると、調性の中である程度次の音が予測できて譜読みが早くなるので、知っておくと良いですよ!