楽器練習効率化ガイドブック

シンプルな曲を演奏するとき、
テンポを速くするのと
ゆっくりにするのは
どちらが大変だと思いますか?

有吉尚子です。こんばんは!

これって一見ゆっくりの方が
簡単そうに感じられる
かもしれません。

でも。

ゆっくり間を取りながら
小さな揺らぎを入れながら
演奏するには、
作品やひとつひとつの音が
どんな風になるのを求めてるか
わからないといけません。

緩んでいきたい場面なのか
進んでいきたい場面なのか、
音量の変化は抑揚は音色は
どんなのが合うのか考えて、

会場内の響きがどんな風なのか
聴いてるお客さんの反応はどうか、
そんなことにもアンテナを張って、

ものすごく頭を使わなければ
シンプルなものを魅力的に
聴かせることはできません。

反対にテンポを上げて
テクニックを見せつつカッコよく、
というのはそんなに考えなくても
練習さえすれば意外に簡単に
できてしまうんですね。

だから音楽的に聴かせることの
出来ない場合に
ただ単純にゆっくりしてしまうと
間が持たないからテンポを上げて
しまいたくなるんです。

「ついついテンポが走ってしまう」
なんていうのもどれくらいの
間を取るのが適切なのかを
自分で判断できないから
間を持たせるために速く進みたく
なってしまうという面も
あるんじゃないでしょうか。

そんな演奏だと聴いてる人には
何が伝わるでしょう。

「楽しそう」「いい曲だな」
というのよりも
「大変そう」「難しそう」
なんて感想になってしまっては
ちょっと残念ですね。

安易にテンポを上げて
テクニックでごまかすのではなく、
音楽そのものを演奏したいと
思いませんか?

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