ソルフェージュ 合奏・アンサンブル

客席に自分の耳を置いておけたら

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客席に自分の耳を置いてきて自分の出した音が聴けたら、そんな風に思ったことはありませんか?

骨伝導で聴いている音もあるし、ステージと客席は位置もちがうし、自分で吹いていると客観的に聴くのって難しいような気がしますよね。

じゃあ、ホールで聴いているお客さんは何を聴いていると思いますか?

あなたの身体に触れて骨伝導音を聴いてるってことはありませんよね。

奏者の近くに来てベルのすぐそばに耳を寄せてるってこともあまりないでしょう。

幼稚園の音楽会などではたまにありますが(笑)

じゃあどこを聴いているでしょう。

ホールに鳴り響いてる音全体を聴いてるんじゃないでしょうか。

ステージから出てきて壁や天井や客席やドアや人間にぶつかって反響している音、それを聴いているんですよね。

ホールの音響が良いかどうか、そんなことがコンサートを聴く時に重要なのはだからこそですね。

では。

ステージにいたらその空間全体で反響している音って聴こえないものなのでしょうか?

そんなわけありませんね。

普通はちゃんと聴こえています。

もし聴こえないのであれば、自分のすぐそばで鳴ってる音や骨伝導の方が近いからそっちに気を取られて空間全体の音を聴いていないのかもしれません。

反響するものがなにもない野外やざわついた会場で本当に空間の音が自分に聴こえないときは、モニター用のスピーカーを奏者に向けて置いておくものです。

これがカエシとかコロガシとか呼ばれるスピーカーですね。

だから有名奏者のコンサートでホールの反響音ではなく生音がどんなか知りたいときはできるだけステージに近い席で奏者の眼の前で聴くのですよね。

ホールに行ったら普段練習室で自分の近くの音を聴いているときと同じ聴き方では同じようにはもちろん聴こえません。

どこに耳を向けたいのか、それをはっきりさせるだけでも結構ちがうものなのですよ!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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