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快適に演奏するためのダメの伝え方

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「思ったような演奏をするために本番を良い状態で迎えたい」

それってプレーヤーなら誰でも思うことですよね。

本番に向けてたくさん練習して体調も整えて前日にはお酒も控え、そんな風にコンディションを作っていく方は多いでしょう。

では。

本番直前のメンバー間のコミュニケーションについて考えたことはあるでしょうか。

メンバーの中に名前も知らない人がいるよりは仲良しな状態の方がアンサンブルはもちろん吹き心地も良くなりますよね。

また、本番直前に「アレが変だこれが下手だ」なんてダメ出しテロに遭ったら不快な気持ちで本番に臨むことになるでしょう。

快適な人間関係があるかどうかって結構演奏に影響するものですね。

そしてだからって音響の調整やバランスなど調整したいことを言わないという訳にはいきません。

だから伝え方を考えたいんですね。

「そこはそれじゃダメだよ!」

「あの・・もしも無理だったら別にいいんだけど・・できればもうちょっとこう・・」

「ここはこんな風にやったらもっと良くなると思うんだけどどう思う?」

この中ならどれがお互いに快適に本番を迎えられる提案になると思いますか?

人それぞれ場合それぞれですからどれが正解ってことはありません。

それでも怒られるとかオドオドされるのが快適だと思う人は少ないですよね。

相手に何か伝える方法は何通りもあるはず。

自分の言いたいことを言えればどんな伝わり方をしようとその後相手にどんな影響があろうとお構いなし、というのは大人同士のやり取りですることじゃありません。

本番前にダメ出しテロを行うのはどちらかというと自己満足に近くて相手の演奏を良くするどころか逆効果になる行為のことも。

なぜ今それを言うのかだけでなくなぜその伝え方を選んだのかにも意識的になりたいものです。

普段もそうですが本番前は特に、自分も相手もお互いを尊重しながらリクエストをオープンに伝えることができたらいいですね。

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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