アナリーゼ ソルフェージュ 合奏・アンサンブル 練習

初見ですぐに本番の場合の練習方法

 

初見のレコーディングやライヴでのリクエスト曲演奏、というときには「楽譜をもらって2分で本番!」というケースも多いもの。

そんなときの練習方法は、準備時間が充分あるときとは違います。

試験勉強の一夜漬けみたいなものであり継続的に行うことをすすめるわけではありませんが、方法の一つとしてご紹介します。

1.
まず全体を眺めてテンポや拍子を確認します。

この時に入り組んでいそうな部分の指順やアンサンブルの引っかかりになりそうなテンポのゆらぎ、フェルマータからの戻りなどをチェックしてしまいます。

2.
もし時間と音出し出来る場所があり共演者がそこにいたら、全体を止まらずにざっと通します。

ここでは周りのパートとの関係がどうなってるか把握することと、音型がヨレてしまうようなところがどこなのか知るのが目的です。

アンサンブルに特に注意が必要な箇所と、どこがどうヨレるのかまた音が入らないなら引っかかるポイントになってる音とその原因(予想外の臨時記号に戸惑う、指順が予想外だったなど)は何かを覚えておきます。

3.
アンサンブルの特に注意したいポイントは楽譜にメモをし、ヨレたり音が入らなかった箇所を取り出して練習します。

時間がないけれども思い切ってテンポを落として、鳴りにくい音や滑りがちな音にアクセントテヌートを付けて吹いてみます。

4.
アクセントテヌートで音の把握と指やアンブシュアや息のコントロールのポイントがわかったらテンポは戻します。

時間がない時はそれで完成です。

この手順だとものすごく集中するのでその場ではなんとかなりますが、後になって思い出そうとしても何を吹いたのか全然覚えていなかったり、テクニックが身につくというわけでもないのでおすすめではありません。

今すぐ対応しなければならない非常時だけの緊急対策です。

何かのときに使えそうだったら参考にしてみてくださいね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 著書『音大に行かなかった大人管楽器奏者のための楽器練習大全』(あーと出版)を2023年8月に発売。Amazon「クラシック音楽理論」カテゴリーにて三週間連続ベストセラー第一位を獲得。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。管楽器プレーヤーのためのソルフェージュ教育専門家。クラリネット奏者。

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