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歌心がないのは誰のせいでしょう

「自分は歌心が無い」「良い歌い方がどんなものかよくわからない」そんな風に考えてしまうことってありますか?

そんな風に考えてしまうとしたら歌心やセンスはその人が生まれつき持っているものであって勝手に自然と湧き上がって来る、なんて思っているのではないでしょうか。

ちょっと話は飛びますが人の本来の姿ってどんなものだと思いますか?

何のコントロールもされてない生まれたままの野性状態が人の本来の姿なのでしょうか?

努力して後から作ったものは偽物なのでしょうか?

だとしたらお風呂にも入らず車も使わず病院にも行かないのが人間の本来の暮らしでしょうか。

そんな風には思いませんよね。

衛生のためにお風呂には入るし、車を使ったら便利だし、具合が悪くなったら病院に行く、それはより良い生活を求めて手に入れてきたものです。

話を戻して、「この人はセンスが良いな」「歌い方が素敵だな」と思う人は、天から賜った偶然の産物ではなくたくさんのサンプルを聴いたり歌い方を研究したり、場合によっては門前小僧的に小さい頃から無意識に刷り込まれて身に付けてきたものなんです。

つまりセンスがあるのではなく、これまでにセンスを身につけるプロセスを経てきたってこと。

そしてこれまで歌心を身に付ける機会が無かったのは、サボってたからではなくそういうものだと知らなかったし教えてくれる人もいなかったから。

そういう機会に出会ってそのときに勉強するという選択をしたかどうかなんですね。

その違いによる優劣なんてないし生まれ持ったものの差でもないってこと。

車の存在を知ってるのかどうか、車を使うことを選んだかどうか、そんな違いなのですよ。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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