ソルフェージュ 練習

CDの音色を見本にしてる方へ

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CDやYouTubeの録音物を聴いて「いい音だから真似してみよう!」なんて思うことはあるでしょう。

良いと思ったものをマネしてみるというのは気づきの多いとてもいい練習になりますね。

ところで。

CDなど録音物が出版される前には音にどんな加工がされるかを知っていますか?

雑音をカットしたり、音質を調整したり、響きを付け加えたり、ミスした音を他のテイクと差し替えたり、ときには音程を操作することも。

他にも色々ありますが、職人さんの腕の見せどころですね。

全ての録音物がこういったことを全部やっているわけではもちろんありませんが、生音を聴くときとは色々と条件が違っています。

おまけに狭いスタジオのブースでレコーディングするときと大きなコンサートホールで演奏する時の奏者の吹き方も同じではありません。

人によっては現場の環境や出したい効果によって使う道具を変えることも当然あります。

わたしもオーケストラの本番とサントラ用のレコーディングでは違う楽器を使ったりします。

あなたは狭いデッドな部屋で吹いて響きをたくさん付けたものと、残響の豊かなホールで吹いたものの違いを聴き分けることは出来るでしょうか。

またコンサートホール用の吹き方とマイク用の吹き方を同じ条件で聴き比べたことはあるでしょうか。

ウソとか誤魔化しなどではなく商品として出来上がった音源はお客さんの手元の機械で再生されることを前提として再生されたときに良く聴こえるよう奏者を含めた制作チームが協力しあって作っているのですね。

それを現場で生音で聴いたら全然違う印象かもしれませんよ。

見本としてマネをするなら、商品として仕上がった録音物と、現場で出てる加工前の生音とどちらがいいでしょうか。

レコーディングプレーヤーになりたい人とコンサートホールで吹くソリストになりたい人では目指すものが違うのと同じことでどちらが正解とか不正解と言えるものではありません。

あなたは何をマネしたいですか?

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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