アレクサンダーテクニーク ソルフェージュ 合奏・アンサンブル 思考と心 練習

メトロノームを使うときと使わないとき

「なんとなく今日はかけてやるか」なんていい加減なノリでメトロノームを使うかどうか決めたりはしていないでしょうか。

メトロノームを使う方がいい練習と逆に使っては意味がない練習、それぞれの違いってわかりますか?

スケールや曲を少しずつテンポアップしながらさらう時は基準のテンポに比べて自分がどこで速くなったり遅くなったりといったブレが出るのかを知ってそれを矯正して行くためにメトロノームを使った方が意味のある練習になりますね。

それにほんの1-2目盛の微細なテンポ変化を付けながら速くして行く練習は大体の勘では絶対にできません。

またリタルダントや少しの巻きなど揺らぎを付けながら歌うときに戻ってくるための基準としてメトロノームを使うこともあります。

主に楽譜にあることを練習する時はメトロノームをかけた方が良い場合が多いかもしれません。

反対にメトロノームを使っては意味がなくなる練習には、自分の中に確かなテンポ感を作るテンポキープのためのリズム練習やアンサンブルで合わせる練習が挙げられます。

テンポキープのためのリズム練習というのはソルフェージュのトレーニングでやるものです。

外部の何かに合わせるのではなく自分の中の基準に合わせる練習は、音価に相応わしいだけの「間」を取ったり、誰かが刻んでいなくてもテンポを保つことが出来るように出た音や反響音を聴くという目的でもあるのでカチカチとメトロノームが聴こえていては邪魔にしかならないんですね。

アンサンブルのときに合わせるのはお互いの呼吸や揺らぎなのでメトロノームは関係ありません。

みんながメトロノームに合わせて演奏するのに慣れたら、本番はどこに合わせたらいいかわからなくなってしまいますから。

「めんどくさいから使わない」「荷物になるから持ち歩かない」そんな理由で練習の仕方を変えたらやってる練習の本来の目的や効果が得られないってことは多いんです。

何のために何を使うか、これは何となくではなくちゃんと選びたいことですね。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 著書『音大に行かなかった大人管楽器奏者のための楽器練習大全』(あーと出版)を2023年8月に発売。Amazon「クラシック音楽理論」カテゴリーにて三週間連続ベストセラー第一位を獲得。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。管楽器プレーヤーのためのソルフェージュ教育専門家。クラリネット奏者。

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