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メトロノームを使うときと使わないとき

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「なんとなく今日はかけてやるか」なんていい加減なノリでメトロノームを使うかどうか決めたりはしていないでしょうか。

メトロノームを使う方がいい練習と逆に使っては意味がない練習、それぞれの違いってわかりますか?

スケールや曲を少しずつテンポアップしながらさらう時は基準のテンポに比べて自分がどこで速くなったり遅くなったりといったブレが出るのかを知ってそれを矯正して行くためにメトロノームを使った方が意味のある練習になりますね。

それにほんの1-2目盛の微細なテンポ変化を付けながら速くして行く練習は大体の勘では絶対にできません。

またリタルダントや少しの巻きなど揺らぎを付けながら歌うときに戻ってくるための基準としてメトロノームを使うこともあります。

主に楽譜にあることを練習する時はメトロノームをかけた方が良い場合が多いかもしれません。

反対にメトロノームを使っては意味がなくなる練習には、自分の中に確かなテンポ感を作るテンポキープのためのリズム練習やアンサンブルで合わせる練習が挙げられます。

テンポキープのためのリズム練習というのはソルフェージュのトレーニングでやるものです。

外部の何かに合わせるのではなく自分の中の基準に合わせる練習は、音価に相応わしいだけの「間」を取ったり、誰かが刻んでいなくてもテンポを保つことが出来るように出た音や反響音を聴くという目的でもあるのでカチカチとメトロノームが聴こえていては邪魔にしかならないんですね。

アンサンブルのときに合わせるのはお互いの呼吸や揺らぎなのでメトロノームは関係ありません。

みんながメトロノームに合わせて演奏するのに慣れたら、本番はどこに合わせたらいいかわからなくなってしまいますから。

「めんどくさいから使わない」「荷物になるから持ち歩かない」そんな理由で練習の仕方を変えたらやってる練習の本来の目的や効果が得られないってことは多いんです。

何のために何を使うか、これは何となくではなくちゃんと選びたいことですね。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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