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調性判断の例外いろいろ

有吉尚子です。こんにちは!

楽典を一緒に読んでみましょう!のシリーズ、今回はp124の3)の例外から見ていきましょう。

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この譜例39は見たまま刺繍音を使っている音形ですね。

この小節は大きく見るとE-Fis-Gis-Aというa-mollの旋律的短音階の主音に向かう音の並びになっています。

次に進みたい音を拾った刺繍的な飾りとして臨時記号FとGにシャープがついているだけなのですね。

次に4)の例外を見てみましょう。

譜例40のBの次のCは逸音です。

旋律の骨格は本にある通りB-Aと進んでいて、その中にオシャレとしてCが挿入されているわけです。

この旋律はC-durですよと主音を印象づけたいのか、この小節の和音が1度か4度か6度かで主音を含む和声なのかもしれませんね。

譜例41のAsの次のCも同じこと。

5)の例外は刺繍音ですね。

そして本に書いてある通り下行音形なのでシャープはついてなくて良いわけですね。

そして最後にまとめてありますが音階の中の全部の音がフレーズに登場するとは限らないので、調性は総合的に見て判断する必要があるんです。

音階の3,4,5,7番目が全部揃ったら他の調の可能性は無いと言うことですが、これも実際の楽譜では全部揃ってるとは限りません。

結局は実際に歌ってみて最後の終止でどこに行き着きたいかというのを感覚で知っていくことが演奏する中では必要なんですね。

調性感がつくと飾りの音なのかそうじゃないのかの見分けも付きやすくなるし、旋律が大きな動きとしてどこに向かってるかもわかりやすくなって行きます。

その感覚を裏付けるために、またいつの間にかトンチンカンな感覚になっていないか振り返ってみるために、調を判断するための基準など理論を知っていることが役に立つんです。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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