この前レッスンのときにいつも困ってた箇所ができました。
もう大丈夫だなと安心していたのにいざ合奏の中でやろうとするとやっぱりうまくいかないんです。
そんなことって経験ありますか?
有吉尚子です。こんにちは!
これ、出来た時がまぐれだったというわけではありません。
やろうとすることを丁寧に確認しながらやれば出来るのならあなたはもうそれをする技術はあるのですね。
でもいざ合奏の中に入って色んな刺激に気を取られながら慌ただしくやろうとするとできないというのは、まだ無意識で選べるほどの習慣にはなっていないということ。
つまり、合奏の中でそわそわしながらやるときには新しくて上手く行くことではなく、今までのやり慣れていて上手くいかないことを無意識で選んでやっているからなんです。
新しくて上手く行くやり方を選択するのに慣れていないならそれは当たり前ですよね。
何事もとっさに反応しなきゃならないようなときや無意識でやろうとしたときには慣れてるやり方を選びがち。
だからこそ新しい動作を選ぶのに慣れるまではゆっくり確実に選択するという積み重ねが必要なんです。
練習というのは技術そのものを身につけるというだけじゃなくその技術を使うことを選ぶ、という脳の使い方の習慣づけも含んだものなんですね。
新しく始めたやりたい動作が無意識にそちらを選べるような慣れた動作になるまではちゃんと意図して選択が出来るだけの時間を取るというのも大切なものですね。