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なぜノドが締まるのか

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響かせたいならノドを広く開ける、そんなことってきっと一度は聞いたことがありますよね。

有吉尚子です。こんにちは!

音の響きを作るのにノドがどうなっているかは、やはり関係はしています。

そして豊かに鳴らしたり柔らかく響かせたりするのは息がたくさん流れているときですよね。

その息の流れを遮ってしまうと響きにくくなったり音が鋭くなったりします。

でも息の流れを遮るのをわざわざやりたい人はいないでしょう。

なぜそういう動きが出てきてしまうと思いますか?

ダメでありたい人なんていないのでやってることはいつも何かしら肯定的な意図があるんですよね。

試しに一つ実験をしてみましょう。

唇をすぼめた状態で少しずつ息を吐いていきスーと音が出るのがどれくらいの息になったときか調べてみましょう。

だいたいわかりましたか?

では次に。

息の出す量は一定のままで唇を少しずつすぼめていってスーと音がするのはどの辺りか探してましょう。

どうでしょう。

どちらもだいたい似たような息と唇のすぼめ具合のときにスーという音になったと思います。

唇のすぼめ加減(息の通り道)と息の量のバランスが取れたときに吐く息のスピードが上がってスーと音がするんですね。

そして実験してわかったように吐く息のスピードを作るのは

・息の量が増えたとき

・息の通り道が狭くなったとき

この二つです。

つまり使っている息の量が少なければ息の通り道を狭くしなければスピードが生み出せないのですね。

だからノドやアンブシュアを締め付けてしまいがちな場合の解決策は締め付けないように緩めることじゃないんです。

締め付けることを必要とする原因を解決することなんですね。

ここでいうなら例えば締め付けが強くなくてもバランスが取れるようにもっとたくさんの息を流すこと。

なので締め付けグセのある人に「締めないように」と伝えるだけでは効果はなかなか出にくいのです。

なにか不具合があるのなら直接その問題にアプローチするより「根本原因は何なのかな?」と考えるほうが効果も高くて近道になったりしますよ!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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