アレクサンダー・テクニーク レッスン 思考と心 身体の仕組み

横隔膜を見たことありますか?

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「横隔膜を下げて!」とか「横隔膜で息を吸って!」なんてひと昔前にはよく耳にしましたが、実際に横隔膜がどんな形状でどこについていてどんな動きをするか知っていますか?

有吉尚子です。こんにちは!

尋ねてみるとプロ奏者でもその辺の知識は曖昧だったりすることもあるんです。

まあ演奏の専門家はイコール解剖学の専門家でも身体の使い方の専門家でもないので自身で不都合がなければそれで問題はありません。

とはいえ誰かにその使い方をレクチャーするときには自分にとってうまくいく表現だけでなく実際の構造や仕組みを知っておくと相手によって色んな伝え方を工夫できるので便利です。

横隔膜はお腹のあたりになんとなくあるものではなくて、肋骨の淵にくっついていて空気の出入りする胸の部分と内臓が詰まったお腹部分を仕切っている薄い筋肉です。

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ドーム型になっていて、呼吸でそのドームが深くなったり浅くなったりします。

ドームが一番浅くなって下がった低いところにある時も肋骨より下まではさがれません。

[動画リンク]

動画では最初に緑色になっている筋肉が横隔膜で、背中側から肋骨越しに覗いてる構図です。

この横隔膜は呼吸の反射で動くだけで自分の意思で動きをコントロールすることはできないと言われていましたが最近では意図して動かすこともできるということも言われています。

人体にはまだまだ解明されてないことがたくさんですね。

この横隔膜、肺に空気が入って下に降りるときにさらにその下にある胃や腸など内臓を圧迫します。

押されて行き場のなくなった内臓はお腹や背中や骨盤の中に追いやられます。

それで息を吸うとお腹周りが膨らんで見えるのですね。

お腹が膨らむから空気が肺に入るのではなく、空気が肺に入るからお腹周りが膨らんで見えるというわけ。

単に順番の違いのようですが、息を吸うために先にお腹を膨らますなんておかしなことをしてしまうとあちこちで無駄に力んだ筋肉が空気が入ってくるのを邪魔します。

どうでしょう。

思った通りの形・動きでしたか?

身体についての知識が正確になると動きが明確になって奏法に無理が出にくくなるし、レッスンのときも説明があやふやでなくわかりやすくなりますね!

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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