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時間がない時の練習法

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練習はしたいけれどどうしても時間が取れない、そんなときどうしていますか?

有吉尚子です。こんにちは!

レッスンで先生に相談しても「なんとか時間を作ってください」なんて答えが返ってきては困ってしまいますよね。

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そういう時はやりたい曲に必要なステップを細かく分けて5分で出来るようチャンクダウンしてみるのも一つの手段です。

新しい曲や複雑なフレーズを練習するとき、引っかかったところをやみくもに繰り返して練習したりなんてせず丁寧に楽譜を読んでソルフェージュをはっきりさせるのは効果的です。

そういう練習の仕方の知識や習慣がなかったり急いでいたりすると「時間がないから最初からインテンポで!」なんてことをしてしまいがち。

そういう一か八かのトライを何度も繰り返して偶然成功するときもあればたくさんの失敗もするでしょう。

そうすると脳は無意識だろうと全部覚えますから、たくさん繰り返したことが身につきますね。

何度も失敗していれば、それは失敗するための練習になってしまいます。

そうやって望むことに繋がらない手段で押し切ろうとして結局うまくいかないことをするのは時間も体力も勿体ないですよね。

望む結果を実現しようと思ったらその結果が引き起こされるのに必要なだけの手順を踏むのが遠回りのようでやっぱり近道。

複雑なフレーズがスムーズに演奏できるようになりたい場合はとにかくインテンポで繰り返すというのは無意味どころか有害でさえあります。

ここでの目的にきちんと繋がる手順というのはやっぱりゆっくりからやること。

指も息のコントロールもタンギングも、まずは確実にできるくらいゆっくりなテンポで成功した体験を積み上げることが大切。

そして失敗したら反射的にやり直したりしないで一呼吸おき、どういうところがなぜできなかったのか、次はどういうトライをしようか、トライしてみたらその結果わかったことはなにか、ということを考えてからもう一度音を出すことを勧めたいですね。

めんどうなようですがそうやって計画と行動と結果を毎回ちゃんと考えると100回無意味に繰り返すよりずっと短時間で上手くなります。

忙しくて練習時間があまり取れない方にこそオススメです。

とはいえゆっくりからだんだん速くしていく練習には少し時間をかけて丁寧に行う必要があります。

どうしても忙しくて一回か二回全体を通すくらいしか時間が取れない場合、声に出してそれが読めて心に余裕を持って演奏できる、絶対に間違えようのないほどゆっくりなテンポで一回だけ通すのがおすすめです。

ソルフェージュと身体のコントロールに必要なことがはっきりしてそれが脳に定着していきます。

その後、テンポを上げた時にむやみに速くしかやらなかった場合に比べて段違いに正確でコントロールの行き届いた演奏になること間違いなしです。

練習方法についてレッスンで触れることってなかなかありませんが手順を理解するのは大切。

高い場所に行きたければ壁に体当たりして玉砕・・なんてことせず登れる階段を作ってしまうのが一番ですね!

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どうぞ取り入れてみてくださいね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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