アレクサンダー・テクニーク 思考と心 身体の仕組み

努力の効果を最大化するために

Pocket

有吉尚子です。こんにちは!

アレクサンダーテクニークに出会ってから何度も「もっと早くこの知識と観察眼が持てていたら…」と思う瞬間があるのですが、今日はそんなお話です。

私がアレクサンダーテクニークに出会う前に一番調子が良くてどんな楽器でもどんな仕掛けでもやりたいようにできるな、なんて感じたのは大学3年生のころでした。

dsc_0288

(母校の写真、映画・ドラマ「のだめカンタービレ」の撮影はここでされました)

なぜ上手くいくのかはさっぱりわからないけれど将来迷ったり困った時に調子の良さを再現できるようどういう仕組みなのか知って覚えておきたいと思いました。

しかし科学的に根拠のある動作を分析するための方法を知らなかったので何となくエネルギーが全身に上手くめぐっているような、漠然と引っ掛かりとか滞りが身体に無いような感じがする、という程度でその原因や何かとの因果関係はわからないままでした。

その後、試験やコンクールなどで「何としても上手くやらなきゃ!」なんて思っているうちに音質についてわからなくなってセッティングをやたらと変えたりなど迷宮に入り込んでしまいます。

迷宮に入りっぱなしでは困るので上手くいってたときのことを再現しようとはするもの、上手くいってたときのことを論理的に分析・記録できていたわけではなく漠然とした感覚の記憶しかなかったので何をやれば調子が良くなるのかはさっぱりわからないまままあそんなものかと思ってる内に数年が過ぎて行きました。

音質・音色やフレージングをコントロールしようと思っても身体をどう使うかで音質に影響があるのかそれともないのか、あるとしたらどんな影響があるのかなんてこともあやふやで、もちろん身体の状態や動作の質を左右するポイントになる関節があるなんてことも知るわけありません。

アレクサンダーテクニークを教えるための勉強をしてみて、

・上手くいってるときは全身が演奏のためにうまく協調していて、その状態を意図的に作るための方法があること

・良い状態を再現したければ感覚に頼らずそのために必要な手順を明確にすること

ということがよくわかりました。

学生のときに知っておけたら…なんてとても思います。

アレクサンダーテクニークはよくわからないし難しそう、なんて言われてしまうこともありますが、そのとき行ってることを良い悪い関わらず科学的に分析できるから再現性があるというのが演奏に役に立つ面のひとつです。

もっと向上したい、良い音楽をしていきたいと努力している全ての方に、伝えられたらと思っています。

メール講座では演奏に必要なスキルについてさらに詳しく毎日無料でお届けしています。ぜひ読者登録してくださいね!
完全無料

受信形式

HTMLメール

文字メール

  • この記事を書いた人
有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

-アレクサンダー・テクニーク, 思考と心, 身体の仕組み

© 2021 聴く耳育成メソッド