有吉尚子です。こんにちは!
このブログでは演奏するときにやりたいことややっていることをなど意図をはっきりさせるのが大切、ということを繰り返し繰り返し何度も書いています。
これには二つの大きな理由があるんです。
一つ目は、やりたいことがわからなければそのために何ができるかも考えることができないから。
例えば車に乗ったら目的や行き先がわからないままでアクセルを全開に踏み込む人はいないと思います。
表現したいことや伝えたい想いがまるでないのに自信を持って音を出すなんてムリですよね。
意図のないただの音はサイレンと同じで音楽ではありませんから。
二つ目は、無自覚でやっていることは再現性がないから。
いざ何かのキッカケで突然出来なくなったようなときに再度同じことがまた出来るようになるまでにものすごく苦労することになるし、その間苦しい思いをすることになってしまいます。
それに誰かに教えるときにも自分が何となくでやってることはきちんと説明もできないし体系的なトレーニングも提案できず何となくで察してもらうしかありませんからね。
反対にやりたいことの意図がはっきりしているならそれを表現するための手段は無限にあるので試したり選択したりどんな方法にしろゴールに向かうことができます。
そしてスランプに陥ったり若いときに使えた筋力やパワーが年々落ちてきたとしても自分で表現したいことのために奏法も練習も試行錯誤しつつ再構築することができますね。
自分のやってることを聴く耳がありやろうとしてる意図がはっきりしているなら試したことが上手くいったのかそうでないかすぐにわかりますから。
自分が何を演奏したいのか、そのために何をやっているのか、何となくの感覚ではなく意図を持つことは大切ですよ!