有吉尚子です。こんにちは!
楽典を一緒に読んでみましょう!のシリーズ、今回はp.94の「音階」の続きからみていきましょう!
楽典の本を購入したい方はこちらからどうぞ
▼▼▼
音に番号を振るとわかりやすいというお話でしたが、番号を振ると便利な理由は他にもあるのです。
番号はスケールでの音の順番だけでなく音の役割りも示しているんですね。
例えば1番は音階の中で中心になる大切な音です。
それに対して7番は1番に向いたいエネルギーをとっても強く持った音なんです。
これを「導音」と言います。
主音に導く音ですね。
他にも楽典の本に書いてある通り5番目の属音は1番に向かいたいエネルギーを持った盛り上がりで、4番は色合いを感じさせる下属音なんていう調の中での機能が番号を振って考えるのに慣れるとひと目で分かるようになるんですね。
機能の説明は本に詳しく載ってますが、機能についてはこんな風に盛り上がりと色付けと導音なんていう感じで知っていたらひとまず充分です。
この1番をなんの音にするかでどんな調でも組み立てられるので知っておくと便利ですよ!
そしてp.95の「和声長音階」については実際の曲の中ではほとんど見かけることはないのでそんなのがあるのね、と思っていただけたらもうそれで忘れてしまって大丈夫(笑)
そしたらp.95の例題、p.96の問題1、問題2をやってしまいましょう!
法則の考え方がわかってたらどうということもない問題ですね。
さくさくやってしまってまたどんどん進めていきましょう!
そして基本的にスケールが出来れば何でも吹けるといわれるくらい演奏や譜読みの
土台になることなので、実際に音を出しながら調性感と指や息のコントロールもスケールの習慣として身につけてしまいましょう。