合奏・アンサンブル 思考と心

無難な演奏とチャレンジのある演奏

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安全運転でミスのない演奏とミスがあるけれどチャレンジしてるのが伝わる演奏、どちらが魅力があるでしょうか。

有吉尚子です。こんにちは!

自分で録音して聴いてみるときはノーミスであまり大きな表現のないものの方がアラが目立たなくて安心したりするんですよね。

話は少しそれますが、以前プロフィール用の写真をプロにスタジオで撮ってもらったことがありました。

そのときに100枚くらい撮ったたくさんの写真の中から画像の仕上げをして完成品として作るのはどれがいいか2枚くらい選ぶんです。

そこで自分で「これがいい!」と思うのと、プロのカメラマンさんが選ぶものは違うんですね。

面白いなと思ってどういう風に選んでるのか尋ねてみたところ、「チラシやSNSで実際に使うときは小さなサイズになることがほとんどだから、小さくなっても雰囲気がわかる大きな表情のものを選んでる」とのこと。

なるほど!と思ったのでした。

多くの人は自分で気にしてるシミとかシワなど色々気になって、出来るだけアラの目立たないどちらかというと無表情なものを選びがちなんだそう。

でもそれってチラシやホームページなどで小さくなったときには全然主張が感じられない表情のつまらない写真になってしまうものなんですって。

面白いですよね。

わたしはそのプロの方が選んだのを完成品にしてもらいました。

話を戻して、演奏にしたって同じことが言えるかもしれません。

自分ではアラの目立たない無難な文句のつけようのない演奏だと思っていても、お客さんや演奏の仲間など他から聴いてる人にとってはなんの主張も感じられないつまらない演奏になってしまっている可能性もありますね。

表情をつける時は思ってるより大げさにやるといい、なんてよくいいますがそういう意味でも本当だと思います。

そしてこじんまりしたミスのない演奏よりも多少のミスはあってもダイナミックでイキイキした演奏が聴きたいなとわたしは思います。

CDなどの録音物も全体に通していい雰囲気だなというテイクからミスした音をひとつだけ入れ替えて修正するんですが、写真もいい表情のものを素材に画像加工ソフトでアラを隠すという面でも似ているなと思ったのでした(笑)

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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