アレクサンダーテクニーク コミュニケーション 思考と心 身体の仕組み

集中するってどんな動作?

「集中して!」

「イメージを統一して!」

「もっと自覚を持って!」

そんな実際には何をしたらいいかよくわからないアドバイスも昔はよく耳にしたものです。

こういう曖昧な指示は受け取り手の解釈次第で効果が出るかどうかって変わってくるでしょう。

たとえば「もっと集中して」と言われた場合に、

集中するということを音を間違えないように楽譜をよく見るという意味で受け取るか、

「真剣にやってますポーズ」として視線を動かさず身体を固くすることを選ぶのか、

意味がわからないままとにかく「はい!」と大きく返事をすることを選ぶのか、

というような違いです。

曖昧な指示に勝手な解釈で反応することを習慣にしていると、つい何か要求されたときに「あなたの意図を尊重してます」ということを伝えようとして本来の狙いとは違う反応をしてしまうことも多くなるでしょう。

そしてその指示が曖昧であればある程、受け手側の反応の選択肢は増えて行きます。

相手の要求に応えたフリをすることがクセになっていると、自分では望ましくないと思っていることでも無意識に行なってしまうことも。

まずは無意識で自分自身の意図がない反応をするのはやめましょう。

そして受け取った情報に対して自分がどう反応するのか、選ぶように心がけましょう。

要求通りのことを行なってもいいでしょうし、意味がわからないと思ったら確認するのもありでしょう。

何をしたらいいかわからないし確認もできないなら反応しない、というのもひとつの選択肢です。

何をしたらいいかわからないまま「とにかく何かをする!」と思ったら、拮抗筋が働き合って身体は固まるので動きにくくなってしまいがち。

アドバイスなどの口頭で表明されたことだけでなく、視線とか物音とか咳払いとかも含め、入ってくる情報に対して反応をするのは自分です。

言われたことに対して反射的に無検証なまま応じるのではなく、「何のためにどうしたいかな?」ということに意識的になることで、無意識に不本意な反応をしてしまうことはなくなるもしれませんね。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 著書『音大に行かなかった大人管楽器奏者のための楽器練習大全』(あーと出版)を2023年8月に発売。Amazon「クラシック音楽理論」カテゴリーにて三週間連続ベストセラー第一位を獲得。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。管楽器プレーヤーのためのソルフェージュ教育専門家。クラリネット奏者。

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