ソルフェージュ 思考と心 練習

「できた」は本当に出来ている?

ゆっくりのテンポからはじめてできたら少しずつテンポを上げていくような練習をするとき、練習を進めて行くとだんだんできてたはずのことが上手く行かなくなってきたりしませんか?

有吉尚子です。こんにちは!

それって練習の段取りに問題があるわけじゃなくて「できた」として次に進む基準が甘いことが原因だったりするんです。

どういうことかというと、テンポ40ではストレス無くできたパッセージでだんだんテンポを速くするうちにちょっとだけ鳴りにくい音が出てきたとします。

ほんの少し音量にでこぼこはあるけれど聴こえてはいるし、「まあいいか」なんて放置してそのまま次のテンポに進みます。

さらに速いテンポではその鳴りにくい音はもう少しだけ音量が下って聴こえます。

でもまあ無音になってるってわけじゃないし、できたできた。

そんな調子で練習を進めていくとあるテンポから鳴りきらないうちに次の音に移らなければならなくてその音は無音になります。

ここへきて「あれ?一つ前のテンポまでは出来ていたのに急に変になった。テンポをひと目盛り戻してやってみても上手くいかない」なんてことになるんですね。

ほんのちょっとの音量のばらつきやアーティキュレーションの正確さ、リズムのヨレ具合など、上手く行ってるかどうかの基準が精密かどうかというのは意味のある練習ができるかどうかを左右するんです。

「まあいいか」とスルーしたというわけではないのにそんなことが起きてしまう場合には、自分の演奏を吹きながら細部まで精密に聴けていないということも。

自分の演奏を脳内補正せずに客観的に聴く姿勢と音のどこにどんな風に注意を払うかというソルフェージュ力は練習の効率と精度を変えてしまうものなんです。

あなたはどのレベルで出来たら次の段階に進む許可を自分に出していますか?

メール講座では演奏に必要なスキルについてさらに詳しく毎日無料でお届けしています。ぜひ読者登録してくださいね!
完全無料

受信形式

HTMLメール

文字メール

-ソルフェージュ, 思考と心, 練習

© 2021 聴く耳育成メソッド