楽器練習効率化ガイドブック

有吉尚子です。こんにちは。

今回は音程・ハーモニー
のお話です。

音楽をやる上で考えない訳に
いかない要素のひとつですね。

ハーモニーを作るときに
長3和音なら第3音を
少しだけ低めに、
なんていうことは
よく言われます。

こういう音程の微妙な操作は
なぜ必要なのでしょうか。

5118_mdu1njgynzljnji1m

もちろん純正律で調和させるため
ということなのですが、
自分の出した音が調和
しているかどうかは
どうやって知りますか?

本番中、チューナーで測る、
なんてわけはありませんよね。

わたしたちは自分の耳で
周りの音と比較して
調和しているのか、
外れて浮いてしまって
いるのかを知ります。

そのために不可欠なもの、
それはアンサンブルする相手。

無伴奏のソロだとしても
自分が数秒前に出した音
との関連で次をどうするか
決めていきます。

音楽の本質は
コミュニケーション
だと思います。

相手が少しだけ高めの音程で来たら
自分だけチューナーで正確な
音程を出したら
不協和な和音になります。

そんなとき、何を基準に
合わせたらいいでしょうか。

楽器の特性やそのときの体調など
色々な要素がありますが、
基本的には「お互いに寄り合う」
というのが大切です。

5118_zgflngy0mdbly2y1m

アンサンブルはどちらが
正しいとかどうとか
ということではありません。

耳をよく使って相手の出方を
うかがいあって、
動かしやすい方が動かしたり
譲り合ったりしながら
寄り添い合うのです。

どちらか片方が相手の反応を全く
気にしていなかったら、
コミュニケーションは
成立しませんからね。

相手がどう来たのかを
聴き取るための耳の繊細さと
それに反応する技術という
コミュニケーション能力を
高めるのがソルフェージュです。

チューナーを目で見て合わせた
音程は耳ではろくに
聴いていないから何度やっても
同じところが合わない、
なんてことが起きてしまいます。

ハーモニーを作るとき、
ぜひチューナーは使わず
耳で合わせるという練習を
していきましょう。

最初はもちろん注意して聴いても
わからないということも
あるでしょう。

そこで安易にチューナーに
頼ったら台無しです。

根気よく繰り返す内にだんだんと
聞き取れる情報が増えて、
繊細で正確な音程コントロールが
できるようになっていくものです。

チューナーは自分の音がどういう
傾向になりがちなのか、
どのくらいコントロールしたら
どこまで変えられるか、
そういうことを知るためのツール
として使うようにしましょう。

せっかくの生身の相手と
アンサンブルできる機会があるなら
それを活かしながら
耳を育てて行きたいですね。

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