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機械的じゃない歌い方の練習

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指のややこしい箇所の練習についてはこれまでにいくつか記事を書きました。

今回はゆらぎのある歌い方の練習についてご紹介します。

有吉尚子です。こんにちは!

これは無拍子でフェルマータばかりの現代曲でない限り、メトロノームを使うのがおすすめです。

「メトロノームで練習したらカチカチで面白みのない演奏になっちゃう!」

そんな風に思いますか?

もしも基準のテンポなしにテンポをキープしつつ歌えるならそれで練習するのもいいでしょう。

でも。

日本のプレーヤーは多くの場合言葉の習慣からの影響からか「歌う=遅らせる」になってしまって、歌いこもうとするほどズルズルとテンポが遅くなって行くというパターンがよく見られます。

揺らした後で戻ってくる基準としてメトロノームはかけながら練習しましょう。

ここではメトロノームの鳴っている音全部にピッタリ合わせるのではなく、頭の拍やフェルマータ明けに戻って来たいポイントを決めてそこに戻ってこられるよう歌い方を調節するんです。

音が遠くに離れていく跳躍のときやフェルマータ前など溜めたりゆっくりしたりする部分はどのタイミングからどんな風に緩めようか溜めようかというのを色々試して自分でしっくり来る歌い方を見つけましょう。

またスコアを見て他の楽器と一緒になるのはどの音なのか、その一緒の音をどうやったらお互いに合わせやすく吹けるか、そういうことも色々実験してみましょう。

どんなに緩んだり溜めたりしても戻って来られたらいいですがテンポ自体が変わっては効果がないどころか気持ち悪い演奏になってしまいます。

メトロノームはそれを防いでくれる練習の心強いサポーターですね!

色んな練習があるでしょうが、やり方のひとつとして知っておくと役に立つ時があるかもしれません。

ピンときたら試してみてくださいね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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