F.M.アレクサンダーさんの本からいくつか興味深いことを紹介しています。
今回は「自信は失敗ではなく成功から生み出される」
という言葉について。
有吉尚子です。こんにちは!
これはやりたいことが上手くいくための身体全体の使い方をしていると、もちろんそのやりたいことは成功する確率が高まるわけですが、その成功の積み重ねが自己肯定感や自信に繋がって行き、ますます身体が動きやすい状態でいることを選択しやすくなる、という考え方ですね。
そして反対に、身体全体がやりたいことに対して上手くいかない使い方をされたらやっぱりうまくいかないし、上手くいかなかったという記憶は自信の喪失や苦手意識につながって次にそれをするときにますます身体を固めたり縮こまったりという不利な動き方を選択するようになるということも書かれていました。
興味深いですね。
自分を振り返ってみても全くその通りのことをしていたのを思い出します。
「これ、苦手なんだよな。」「この前失敗したしなあ」「これをやるの、憂鬱だな」
そんな風に思ってるときはやっぱり身体の動きを制限しがちです。
「これ得意なんだ!」「これやるの楽しいんだよね!」「わくわくして早く試したい!」
そんな風に考えている時は全身が動きやすいから当然やってることも上手く行きがちになるのですよね。
ということは練習は出来ないことの繰り返しとしてよりは成功体験として積み上げる方がずっとメリットがありそうですね。
どんなことを考えた時にどんな動きをしているのか、自分がどんな気分の時にどういう動きをしがちなのか、そんなことに気付いて動きも思考も選択できたら緊張やネガティブになることから解放されて行くかもしれませんね。