アレクサンダー・テクニーク コミュニケーション 思考と心 本番 練習

上手だと思われるための窮屈な演奏

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「批判されたくない」

「下手って思われたくない」

「評価されて受け入れられたい」

コンクールやオーディション、レッスンなど誰かの評価にさらされる機会があるとその人に気に入ってもらおうとか評価されようという下心が知らないうちにムクムクと顔を出してきてしまうのですよね。

評価されなければ意味がないオーディションなどは完全に他人の目線を気にするなというわけにはいきませんよね。

気にしないつもりでもついつい「こういう演奏の方が審査員は気にいるかな」なんて思考が出てきてそれに寄せていくなんてことはありがちだと思います。

無心に自分が良いと信じるような演奏をし続けるのって本当に難しいですね。

それでも

「受からなかったのはここが審査員の趣味と違ったから?」

「次のときにはこうやったら気に入ってもらえるかな?」

なんて考えはじめてしまったら要注意。

そんな思考での演奏を続けているとあなたがやりたい音楽、本当に魅力に感じている部分をないがしろにして他人の趣味に合わせるという無限に答えの見つからない泥沼にはまってしまうかもしれません。

そうなると自分が本当にいいと思ったものは評価されないから誰かが良いという歌い方や表現を言われるがままやってみたり、有名奏者の演奏をそっくりコピーするだけになってみたり、なんてことに。

そうなったときはもう自分の感覚が信じられなくなって心は窮屈だし一体何のために音楽をしているのかもわからなくなってしまうかもしれません。

音楽がとてもとても好きで真剣に向き合えば向き合うほど自分が信じられなくなっていく、悲しいことですね。

どんな場面でも自分が好きで良いと思うものを無視してしまってはやっぱり聴いてる人には魅力は伝わらないもの。

目の前にいる人がお客さんでなく審査員だったとしても、誰かのコピーをする人ではなくあなたの演奏を聴いてるのです。

あなたの主張が聴こえてこないと音楽がつまらないのですよね。

その軸になるのが基礎力。

基礎がないと他人の評価を頼りに生きていくしかありません。

あなたはこの先ずっと他人の評価に左右されて生きたいですか?

そうなると自分が好きだと思う曲の魅力や表現は一体どこへ行っちゃうのでしょうか。

行き詰まったら立ち止まってみてもたまには良いかもしれませんね。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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