アナリーゼ ソルフェージュ 練習

単なる音の羅列でなく音楽にする方法

Pocket

譜読みっていうのは楽譜に書いてある通りに音符を並べるだけではなくてそこに音楽を仕込むことだってお話を前回の記事でしました。

今回はその音楽を仕込む練習の仕方について書いてみます。

テンポが上がってから抑揚を付けていこう!

なんて思ってひとまずテンポ上げに専念して音楽は後で・・それではダメなんです。

なぜならひとつひとつの音に表情をつけるってことは、それだけ微細なコントロールのスキルが必要だから。

ゆっくりのテンポのときにそれをしていなかったのに、速いテンポになっていきなりその微細なコントロールが果たしてできるでしょうか。

出来るわけがありませんよね。

じゃあなぜゆっくりのときに表情や抑揚を付けて練習しないでしょうか。

ゆっくりだと雰囲気がつかめない?

でも速く吹いたら雰囲気を感じる心の余裕があるのでしょうか。

「速くてかっこいい」以外に何か感じることは出来るのでしょうか。

最初から速く吹いていたら細部まで気を配れないから仕上がりの精度が落ちます。

ゆっくり練習するときに微細な色合いの変化や抑揚をどうつけたくなるかに注意を払わなければ音楽的にやりたいことははっきりしないままではないでしょうか。

ゆっくりのときから作品のどこがどんな風な抑揚を求めているか注意を払って探しながら、表情をつけて一音一音に音楽を仕込んで行くのが練習です。

作品の良さは放っといても自然に感じるものかもしれません。

でもなんの注意も払わなくてもキャッチできる情報ではなく、ちゃんと注意を払った人にだけ見えてくるものなのですね。

そしてそれを音楽表現として細かなコントロールをして再現できるのはそのためにきちんと準備した人だけ。

世の中には楽譜の読み込みが速くて初見で作品のどこをどうしたいかわかる人も、それを音にするためのテクニックが完成されているから長時間の練習を必要としない人もいます。

でもそれは偶然でも才能でもなくどれだけ細かなところまで作り込む意図を持っているかです。

何にも考えてないし何にも努力してないわけじゃないんですね。

譜読みをするときには参考にしてみてくださいね!

メール講座では演奏に必要なスキルについてさらに詳しく毎日無料でお届けしています。ぜひ読者登録してくださいね!
完全無料

受信形式

HTMLメール

文字メール

  • この記事を書いた人
有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

-アナリーゼ, ソルフェージュ, 練習

© 2021 聴く耳育成メソッド