アナリーゼ 音楽理論

転調のしかた色々

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有吉尚子です。こんにちは!

楽典を一緒に読んでみましょう!のシリーズの続き、今回はp.119「転調」のところから進めて行きましょう。

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以前も書きましたがそもそも転調というのは移調とは違って、曲の途中から別の調に変わることなのですね。

読み替えなんかは移調ですが、転調というのは作品そのものの流れの変化のことを言います。

そして転調は実際はどんな風に起きるのかというのは本に説明されている通り。

説明の中に「借用」という言葉が出てきていますが、これは最初の調から別の調に完全に移り変わるのではなく、和音1つか2つかという短い間に違う調が出て来ることです。

違う調から借りてきただけの瞬間的な調の変化なので「借用和音」なんて呼び方をすることがあるのですね。

他の調から和音をちょっとだけ借りてくるこのことを「借用」というのです。

「そんな考え方があるんだな」と知っておくと曲の中で臨時記号がたくさん出てきたような時に「もしかして別の調が一瞬 顔を出してるのかも?」なんて想像出来るのですね。

別の調が顔を出すってことは何かそれまでと違った表情やニュアンスが求められてるってことがわかるので、音色や歌い方を工夫したりしてストーリーに説得力を持たせることができますね。

転調するほどきっぱりと別のお話に移行するんではなくてもちょっと違うものを登場させたい、なんてことはよくありますからそんなこともあるんだと知ってから気をつけて楽譜を見てみるとおもしろい発見がたくさんあると思いますよ!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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