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「音程悪いよ」と言われても直らない

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合奏で指揮者が来ない日にメンバーだけでトレーニングをしなければならないような場合、団内トレーナーのような立場に立つことはありますか?

有吉尚子です。こんにちは!

みんなの前で基礎合奏を仕切る、そんな役割りになるとすごく良く耳を使うようになるし、鍛えられるんですよね。

そしてときにはメンバーに音程やタテを合わせることなどアドバイスをしなきゃならないということも多いでしょう。

そんなとき、「みんなの役に立つことを言わなきゃ!」なんて思ってつい普段とは違うアラ探しモードの耳になって出来ていないところを見つけようとしがちではありませんか?

もちろん改善の余地があることに気がつけて修正していけるなら全体が上達していきますからそれ自体は役立つことですね。

しかし。

自分が気付いたことをそのまま伝えるのは必ずしも良いこととは言い切れないんです。

というのは、合わない音程で吹いている本人もなんだか合わないなとはわかっていてモヤモヤしていたり、人前で指摘されることで萎縮してしまうタイプだったりなんてケースがあるから。

それに出来てないことを出来てないねと安易に指摘してすぐに直るなら、そもそもズレたりしないかもしれませんよね。

そんなとき、個人的に指摘したりしてメンバーのモチベーションを下げずに良い方に向かわせるにはどんなことができるでしょう。

例えば合ってない和音の構成をみんなで確認してみたり、

誰がハーモニーの中心になって誰がそこに寄って行くかの役割り分担を決めたり、

発音を合わせたい瞬間の一音だけをせーの!で鳴らしてみたり。

工夫次第で色んなことが出来るし、トレーニングスキルのある先生が普段やっている進め方から参考に出来ることもたくさんあるんですよね。

はっきり言って指摘だけなら誰でも出来るんです。

日常会話なら気付いたことをそのまま伝えるだけなんて大人はやりませんね。

見たままなんの工夫も配慮もなく「きみ鼻毛出てるね」なんていうのは子供だけです。

合奏トレーニングもそれとまったく同じ事なんですね。

指導力というのは自分のアンテナの精度が高いのはもちろんのこと、それだけでなく結果として全体が良くなるためのコミュニケーションスキルも大切な要素になっていますね。

前に出て仕切らなきゃならない時、参考にしてみてくださいね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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