有吉尚子です。こんにちは!
この頃体力維持とダイエットのため走るのを習慣にしています。
だいたい5〜6キロなので全然大した距離ではないのですが、最初は果てしなく長くキツい感じがして大変でした。
でも慣れると別段どうということもなくなるんですよね。
そうなるとモヤモヤとこんな考えが出てきます。
「こんなに楽でいいのだろうか。もっとキツく感じなければ運動効果はないんじゃないかな?もっと苦しさを味わいたい」
変ですか?(笑)
でもこれ、管楽器を吹いてる人によく起きてることだと思います。
マウスピースやリードや楽器に、または新しい奏法に慣れるまではすごく重くて大変ですが、慣れてくると抵抗を感じなくなって「もっと重くした方がいいかな?」「こんな楽じゃダメじゃない?」なんて考え始めるんですね。
吹き込みや唇を合わせる動きや噛む力などはどれくらい働いているのか目に見えて計れるわけじゃないのでつい感覚を頼りにして、その感覚を感じにくくなると上手くいってるのかどうか不安になるんです。
慣れたら感じなくなるのが自然なものである感覚をどんどん追いかけていったら、どんどんキツい奏法や仕掛けになっていくばかりですよね。
エスカレートしていけば怪我やトラブルに繋がってしまうことが多いので、感覚を頼りにして奏法を作ったり維持したりするのは危険なんです。
楽に感じるのは慣れたからだし必要な筋力が付いたから。
何もしていないから楽なわけじゃないのですね。
やってないから楽なのとやり慣れたから楽なのは別のこと。
混同しないように気をつけたいところですね!