アレクサンダーテクニーク 思考と心 練習

調子が悪いのは楽器か自分か

いつも使っている楽器や仕掛け、良いときもあるし調子の悪いときもありますよね。

そして何だか調子が悪いな、と感じたときに真っ先に疑うのは楽器やリードや仕掛けですね。

有吉尚子です。こんにちは!

何か変だなと思いつつ、思いっきり吹いてみたり何かちょっと工夫したりするとまあ吹けるかなという程度に回復するなんてこともよくあります。

そしてしばらくしてやっぱり何だか変だな、と感じたら今度は自分の吹き方が変になっているんじゃないかと疑い出しませんか?

もしかしてアンブシュアが何かのキッカケで変わったかな?

寒くなってきたから身体が力んでいるのかな?

この前の本番で無理やり音程を合わせていたから何かクセがついちゃったのかな?

そんな風に考えるのって自然なことだと思います。

そしてこういう場合は結局最初の印象通りで楽器や仕掛けが劣化してるのが原因のことも多いんですね。

普段使っているとほんの少しずつの日々の変化って把握しにくいものなのはご存知の通り。

毎日会ってる人の髪の毛がいつ伸びたのか気がつかないのと同じことですね。

いつも使ってる楽器や仕掛けにちょっとでも不都合を感じたら、そのあなたの感覚は正しいんです。

リード楽器ならそのときケースに入っているリードを全部捨てて一新しちゃいましょう。

マウスピースやリガチャーやタンポを変えてみるのもリフレッシュして良いですね。

ついでにキーのバランス調整も専門家にお願いしたら、スッキリ吹きやすくなりますよ。

管の中にヘドロが溜まっていたら思い切って洗ってしまえば息が通りやすくなるかもしれませんね。

こういう力ずくで音を出そうと思えば出せまいこともないというレベルの不具合に目をつむって使い続けると、おかしなクセがついて本格的に調子を崩していくことになりかねませんから注意したいことろです。

そして楽器や仕掛けは調子が悪いと感じたときにはかなり状態が悪化して吹き方にも影響が出ていることがほとんどなので、変なところは特にないと思っても定期的に何ヶ月に一回など決めてリペアに出したり新しいリードを開けたりするのがおすすめです。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 著書『音大に行かなかった大人管楽器奏者のための楽器練習大全』(あーと出版)を2023年8月に発売。Amazon「クラシック音楽理論」カテゴリーにて三週間連続ベストセラー第一位を獲得。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。管楽器プレーヤーのためのソルフェージュ教育専門家。クラリネット奏者。

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