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リズムが甘いならリズム練習をしたらいい?

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自分のオリジナリティや個性を出そうとする考える前にまずは楽譜通り演奏する、それって大前提なので「書いてある通りに吹きましょう」「リズムや音程を正しく」なんてことをトレーニング現場ではよく耳にします。

それは全くその通りですね。

有吉尚子です。こんにちは!

そしてオーケストラのシンフォニーなんかだとその楽譜通りが意外に難しかったりします。

さらにそういう場合、楽譜通りにどころか初演の通りに再現しようと思ってることも少なくありません。

みなさん結構作品に対して真摯に向き合っているんですよね。

じゃあそんな風に大切に思ってるその作品を一体どうして楽譜通りに演奏出来ないことがあるのでしょうか。

まず楽器や身体のコントロールが未熟な場合はわかりやすいです。

これは身体面のトレーニングを体系的にやっていくことで解決出来ることですね。

次に楽譜に書いてあることが全部見えていない場合。

例えば三連符と付点のリズムの違いは理解していてもそれが音楽的にどんなニュアンスの違いを持っているかわからないなんてパターンですね。

これはリズム練習をするとか頭の中でカウントし続けるということでは解決出来ません。

たとえリズム通りにやったとしてものっぺりとして意味不明になってしまうこともあるんです。

リズムの中のどの音をどんな風に強調するのか際立たせるのか、そんなことがわからなければ音価だけ正しくてもリズムの意図は伝わらないんですね。

どちらかというとアナリーゼの経験を積んでいくことで理解が深まるものだったりします。

それから最後に楽譜通りになってるかどうか自分で聴いて判断できていないという場合。

これは自分の出している音の発音や切り方や音質やリズムやニュアンスの変化などの細かい部分が聴けていないときに起こりがちです。

解決にはソルフェージュ能力を育てる必要があるわけですね。

一見楽譜通りより少し詰めが甘い、という同じように感じられる問題も原因も対処法も様々なんです。

似た問題に聞こえるからって一概に「リズム練習をしよう!」なんてことでは解決できないことも色々なのでその原因を見極めるのも大切なことですね。

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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