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音楽の歴史ーバッハが登場するまでー

有吉尚子です。こんにちは!

音楽史のお話、前回まではバロックの直前ルネサンスまでをざざっと見てみました。

今回はその続きをご紹介します。

バロック音楽の代表的作曲家にはモンテベルディ、コレルリ、ヴィヴァルディ、ヘンデル、J.S.バッハ(大バッハ)などがいます。

バロック以前は対位法が音楽作品を書くときのメインの手法でしたが、バロックでは詩に感情を乗せて表現する手段を探していたり、古代ギリシャの音楽劇を復興しようという動きもあったりオペラが発展したそうです。

オペラはそれまで貴族の家庭内や小さなサロンで演奏されていた楽器編成よりたくさんの楽器が必要だったのもあり全体から出てくる音量もアップして、使える手段のヴァリエーションも増えたことで表現そのものも大きく(大げさに)なっていきました。

通奏低音も即興でしたし、旋律も即興的にたくさん装飾されて派手派手に演奏されました。

(注釈:通奏低音というのはメロディにつけられる伴奏の土台になったものです。音符と数字で和音を表すので数字付き低音とも言い、その数字を見ながらその場で即興で演奏します。現代のコード理論にも通ずるところがありますね。)

そんな派手派手な時代の代表としてヴィヴァルディをご紹介します。

ヴィヴァルディはヴァイオリニストであり作曲家でもありました。

ヴァイオリン協奏曲「四季」が知られていますよね。

オーストリアのハプスブルク家の神聖ローマ皇帝カール6世が主なパトロンでした。

カール6世の娘は後に女帝といわれたマリア・テレジアです。

この時代はヨーロッパでは領土争いの戦争がたくさん起きていました。

この頃の作曲家で一番有名なバッハは今日ご紹介したモンテベルディやコレルリより後に活動したバロック後期の作曲家です。

長くなってきたのでバッハについてはまた今度ご紹介しますね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 著書『音大に行かなかった大人管楽器奏者のための楽器練習大全』(あーと出版)を2023年8月に発売。Amazon「クラシック音楽理論」カテゴリーにて三週間連続ベストセラー第一位を獲得。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。管楽器プレーヤーのためのソルフェージュ教育専門家。クラリネット奏者。

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