アナリーゼ ソルフェージュ 音楽理論

聴いてどう感じるかを裏付ける理論

Pocket

楽典を一緒に読んでみましょう!のシリーズ、今回はp.130の譜例44を見てみましょう。

この譜例、パッと見たところファにシャープが付いているので理論で考えるとG-durのような気がするかもしれませんね。

楽典の本を購入したい方はこちらからどうぞ
▼▼▼

では声に出して歌ってみましょう。

上手く歌えなければピアノかアプリか楽器か何か音程のわかるもので音を鳴らしてみます。

最後にどの音に行きつきたい感じがするでしょうか。

実際に音を出してみるとCの音で解決したい感じがするのではないでしょうか。

このFisは飾りとしての刺繍音なので音階本来の音ではないのですが、どれが音階本来の音なのかまたどれがそうじゃないのかを裏付けられることを目的に旋律は書かれているわけじゃありません。

必ずしもフレーズの中で理論的に分析できるだけの材料が揃ってるとは限らないのですね。

そして大抵のフレーズは歌えば何調かわかります。

というと個人的に思い出すのがソルフェージュの先生から「わたしたちは歌えばわかるけど生徒を教えるときにはそんなこと言っちゃダメよ。」と釘を刺されたこと。

ちゃんとしたソルフェージュの教育を受けてなければ歌ってもわからないのは自然なことだからです。

そして歌って何調かわかるのなら理論的な分析は必要ないわけです。

逆に歌ってわからないなら、分析してみる必要があるのですね。

また、音楽は誰かに聴いてもらってこそ意味があるものなので、分析がゴールではなく書いてあることをどう聴かせたいか自分でわかるために分析が必要になるんです。

奏者がわけがわからないと思っていたら、お客さんに意味が伝わるわけはありませんからね。

ということで本にも書いてある通り視唱能力をつけることがまず第一、それを裏付けるために理論も知っておきたいのですね。

まずはソルフェージュが出来て、それを助けるものが楽典や音楽理論だということ、忘れないでおきたいですね。

メール講座では演奏に必要なスキルについてさらに詳しく毎日無料でお届けしています。ぜひ読者登録してくださいね!
完全無料

受信形式

HTMLメール

文字メール

  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

-アナリーゼ, ソルフェージュ, 音楽理論

© 2021 聴く耳育成メソッド