アレクサンダー・テクニーク 練習

速い曲の練習の仕方

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ゆっくり練習するのは大切ですがvivaceやprestoの曲はいつ速くしたらいいのでしょうか?

というご相談をレッスンのときにいただきました。

有吉尚子です。こんにちは!

どんなに完成テンポの速い曲でもゆっくりから丁寧にさらうのはやっぱり効果のある練習です。

とはいえ、いつまでもゆっくりのままでは埒が明きませんし、テンポを落としてゆっくり本番でも演奏するなんてわけには行きませんもんね。

いつから速くしていくのがオススメかというと、ゆっくりやっていたテンポが絶対にまちがえない完璧な状態になったときに、使っているメトロノームで一番小さい目盛り1つ分だけ上げるのがオススメです。

たった1目盛りだけのテンポアップだとなめてはいけませんよ!

小さなほんのすこしずつの蓄積がテクニックを作るんですからね。

その1目盛りが完璧に吹けたら次の1目盛りテンポアップします。

それをやっていると、わたしは大体1日に15くらいテンポを上げられます。

今日はもうこれ以上テンポを上げたら崩れたり滑ったりする箇所が出てきかねないな・・と感じた練習の最後の時に、ものの試しにもう1目盛りだけテンポを上げてみます。

ほんの少しでも吹き込みが甘くなって軽い音が出てきたり指が引っかかったりしそうな気配を感じたら、実際に引っかかったりしなくてももうその日はテンポを上げません。

もう一度思い切ってゆっくりにして確実に出来るテンポで一回やって「出来る感覚」を覚えて練習を終えるんです。

日々そうやってほんの小さな自分へのチャレンジを続けているといつの間にかインテンポまで上げられているんですね。

個人的ですがわたしの例で言うと、「Allegrissimo」なんて表示のある160くらいで16分音符が続く曲でこの練習の仕方を毎日やると大体1ヶ月半くらいでインテンポで吹けるようになります。

ゆっくりできたから明日はテンポを20上げよう!なんてテンポアップをしたら崩壊する練習をするようなもの。

いつテンポをあげるかの答えは「一つ前のテンポが絶対確実と言えるくらいできたとき」ということになります。

参考にしてみてくださいね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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