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ぶつかった壁をどうやって超えますか?

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前回の記事で曲のイメージが頭にあるとつい

今すぐにそれを再現したい!」

なんて思って丁寧な検証しながらの練習なんかはしていないことは多いということに触れました。

有吉尚子です。こんにちは!

こういうタイプの方は階段を一段ずつ上がるのではなくぶつかった壁をジャンプで飛び越す
魔法のようなやり方を知りたがったりということが少なくありません。

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でも。

ジャンプで飛び越すにはそれなりに積み重ねた技術や知識が必要で、大抵はジャンプするよりハシゴをかけて一段ずつ登る方が近道なことが多いです。ハシゴをかけて登るのが待ちきれなくてつい壁に向かってジャンプしてはぶつかって跳ね返される、こういうのはアレクサンダーテクニーク用語で「エンドゲイニング」と言います。

目的に到達することができない手段で達成しようともがくことです。

別の例で言うなら鍵のかかったドアを開けたくてでも鍵を探すのが待てないからとにかくドアを引っ張る!というようなこと。

早くドアを開けたければさっさとそこから離れて鍵を探してくる必要があるんです。

でもドアから離れるのはドアを開けることから遠ざかる気がしてそれができない!というジレンマですね。

日常のことでもそういう例はたくさんありますが、レッスンやアドバイスをするような場面では自分が手順を踏むことの大切さがわかってるだけではなく生徒さんや相手にも理解してもらう必要がありますね。

ではどうやってそれをわかって鍵を探しに行って(丁寧な練習をして)貰えばいいのでしょう。

そのための一つのアイデアとして、それが一番の近道だと理解できればいいのではないでしょうか。

練習のやり方は一度にまとめて最後までの道筋を聞いても理解するのが大変なので各段階ごとで次の手順を伝えるのが親切です。

これをできたら次はこれ、その次はこれ、そしたらゴールですよとハシゴの登り方を順序に沿って少しずつ伝えることは大切ですね。

確実にその生徒さんが諦めずにできるステップを組んであげること。

いきなり段差の大きいハシゴを登ろうとしても無理なものは無理。

踏み外して落っこちてしまってその相手がめげてしまうなんてことは先生として望むことではないでしょうから。

こういうハシゴなら登れるかな、というのを用意してあげて最短ルートはこっちですよ、と教えてあげる。

先生やアドバイザーは道案内のようなものかもしれませんね。

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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