アナリーゼ ソルフェージュ 音楽理論

下行も上行も同じなのに飾りの音

Pocket

楽典を一緒に読んでみましょう!のシリーズ、p.123の調性判断のルールの例外を読み進めています。

有吉尚子です。こんにちは!

今回は2)の譜例38から見てみましょう。

楽典の本を購入したい方はこちらからどうぞ
▼▼▼

これは刺繍音を知っていたら簡単な例です。

2小節目を大きく見ると、旋律の骨格としてはこの小節全体でGisの伸ばしです。

そしてただの伸ばしじゃなくなにか動いてみたいなということでGis-FisーGisという形にしてFisの刺繍音を使ったんですね。

そこからさらにFisの伸ばし音でも動いてみたくなって、さらに下のEを刺繍音として拾ってみたんです。

刺繍音がさらに刺繍で飾られているというわけなんですね。

骨格としてはただのGisの伸ばしなので上行下行していてもこのFisは音階本来の音とは関係ありません。

それにしてもなぜFじゃなくわざわざFisにしたかというと、a-mollの導音であるGisから飾りとして下ってきた先がFでは増2度も隙間があって旋律の動きとして不自然さが出て飾りらしくキレイに聴こえないからではないかと思います。

「え?なんだって?」と思ったら実際にピアノかアプリで音を鳴らして聴いてみると意味がわかるでしょう。

こんな例外がまだ幾つかありますが順に詳しく解説していきますね!

メール講座では演奏に必要なスキルについてさらに詳しく毎日無料でお届けしています。ぜひ読者登録してくださいね!
完全無料

受信形式

HTMLメール

文字メール

  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

-アナリーゼ, ソルフェージュ, 音楽理論

© 2021 聴く耳育成メソッド