練習していて、ちょっとした発音ミスや音間違えが起きた時にどうしていますか?
もしかして「今のは偶然だから忘れよう」なんて思っていないでしょうか。
どんなことにも原因と結果があってほんの小さなことでもミスが出たのなら何かキッカケがあったはずですよね。
うっかりしたとかちょっと準備不足なタイミングで吹き始めてしまったとか色々あるでしょう。
ではそのキッカケが本番では絶対に出てこないと言い切ることは果たして出来るでしょうか。
油断した時に無意識でうっかりやってしまうことというのはすでに習慣になっていますから、本番だってやる可能性がありますよね。
出来てない習慣を変えるために何を意図するかをあらかじめ考えるというのは大切な練習の要素なので小さなうっかりを積み重ねつつ練習を進めていっても演奏の精度は上がらないのです。
偶然のようなうっかりミスが出た時やりたいことは、なぜうっかりしたのか考えること。
たまたま偶然うっかりするなんてありえないんです。
音を出すときに考えがちなことがうっかりミスを引き起こすなら、何を考えながら音を出すか選択したいですもんね。
それからもう一つ、「何も考えずに吹いていた」というのは何も考えずに吹くのが習慣になっているということ。
どんな音を出したいかのイメージを持たずただ無意味に音を垂れ流す、そんなことはしたくありませんね。
何も考えなかったことがうっかりミスの原因だと気が付くことがあったなら、次は何か意図を持って音を出したいものですね。