楽典を一緒に読んでみましょう!のシリーズ、今回はp.130の問題20から行きましょう。
これはパッと見たところシャープ系のフレーズのようです。
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楽典―理論と実習
石桁 真礼生 , 末吉 保雄 , 丸田 昭三 , 飯田 隆 , 金光 威和雄 , 飯沼 信義 (共著)
シャープがつく順番はファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シです。
下の段3小節目で何も付いていないレの音が跳躍してるのでこれは音階本来の音です。
そして上の段2小節目のGisが跳躍してるのでこれも音階本来の音と言えそう。
つまりシャープが3個の調、A-durかfis-mollのどちらかだということがわかります。
その上で下の段4小節目でEisが跳躍しているのが気になります。
跳躍してるってことは音階本来の音だということですが、シャープ3個の調ではEisは出てきません。
つまり何か短調の導音の可能性があるのですね。
導音は半音上の主音に解決するのでEisの半音上であるfisが主音になるにはfis-mollのはず。
fis-mollはシャープ3個ですからさっきの予想とも合います。
ってことでこの問題20の答えはfis-mollでした。
毎度書いていますがやっていって慣れると結構簡単なものですよ。
ぜひ自分でやってみて下さいね!