「こんな風にしか演奏しないならあのひとには音楽をやる資格なんてないよね!」
そんな愚痴を聞いたことはありますか?
有吉尚子です。こんにちは!
音楽をやる資格ってなんでしょう。
たとえば音大生の授業やプロ奏者の仕事としてなら、オーディションで合格することや一定のクオリティで合奏に臨むのは最低限必要な条件になるでしょう。
ではアマチュア楽団のメンバーならどうでしょうか。
団費をちゃんと払っていてはじめに決められた規約に違反などしなければ団員としての資格はあることになりますよね。
好きで趣味としてやっているなら音楽をやる資格があるかないかなんて他人にとやかく言われる筋合いはありません。
もしちゃんと全員が練習してくる出席率も問題ない状況で音楽をしたいなら、そういうことを入団の条件に掲げている団体に入るかプロとして活動すれば良いのです。
自分はそこまでじゃないし・・なんて思いますか?
それなら他人が音楽をやる資格についてなんて口出しする権利のないことをとやかく言っちゃいけませんね。
今ある状況にいることを選んでるのは自分自身。
その中で本当は何を求めているのでしょうか。
目の前の仲間と何をするのがあなたの望むことなんでしょう。
メンバーそれぞれの得意なことや苦手なことを知っているからこそやったら楽しそうな曲をお客さんの反応や収益を考えず自由に提案できたり、苦手と感じる作品を避けたり、呼びたいトレーナーを自分たちで選んで学ぶことができたり、練習時間をたっぷり取って丁寧にアンサンブルを作ったり、というのができるのはアマチュア楽団ならではの強味なのではありませんか?
何のために今の状況を選んだのか何となく流されてではなく改めて考えてみるのはわざわざ自分でストレスを作る考え方をしてイライラするよりもずっと建設的だと思いますよ。