「わたしの音は良い音じゃないよ」
「どうせ才能ないから」
「プロになりたいわけじゃないし」
そんな風に思ってるとしたら、それは本当にあなたの考えではないかもしれませんよ。
「スター奏者にはなれないもの」
「良い音はこれ、あなたのは違う」
「アマチュアには難しいよね」
そんな誰かがどこかでもらしたなにげない言葉を本気にしているのかもしれません。
だってなんにも比較対象がなくて誰にもなんにも言われなければ自分の音が良いかどうか、演奏が良いかどうかなんて判断できるわけないんですから。
何にも比較するものがなければただ一音出ただけで楽しくて「自分すごい!」「これ楽しい!」ってなりませんか?
きっと楽器に初めて触れた時は誰しもそうだったはず。
ではどうして自分は大したことないなんて思ってしまったのでしょう。
今までの人生を振り返ってみて「あなたには出来るよ!」という言葉と「私たちにはムリだよね」という言葉、一体どちらをよりたくさん聞いて来ましたか?
普段の仕事や楽団仲間との会話ではどちらの言葉が多いですか?
たくさん耳にしている言葉は無意識の思考に刷り込まれていてまるで自分が最初からそう思ってたような気がしちゃうかもしれません。
でも。
生まれたばかりの赤ちゃんが自分について「どうせわたしはこの程度」なんて思うでしょうか。
そんなバカな話はありませんよね。
いつかどこかで誰かに聞かされたネガティヴな言葉を真に受けて信じてるから「どうせ」と思うのではないでしょうか。
はたしてスティーブ・ジョブズは「俺なんかどうせこの程度」と思っていたでしょうか。
逆に自分に対して「できる」「大丈夫」と常日頃から言い続けてる人は他人に何と言われようと関係なく「自分はできるもの」と信じていたりします。
そういう人はできないことがあればなんとかして解決策を見つけるし、見つからなければ自分で解決法を作り出してしまったりします。
他人から聞いたことを鵜呑みにして萎縮してしまうのと自分で自分の評価を選ぶのと、一体どちらが人生を快適により良く生きられるんでしょう。
ネット上でもリアルでも日常にはネガティヴワードがたくさん溢れてますよね。
そしてそれを真に受けるかどうか、それを自分の評価にするかどうかはあなた次第なのですよ。