「思ったような演奏をするために本番を良い状態で迎えたい」
それってプレーヤーなら誰でも思うことですよね。
本番に向けてたくさん練習して体調も整えて前日にはお酒も控え、そんな風にコンディションを作っていく方は多いでしょう。
では。
本番直前のメンバー間のコミュニケーションについて考えたことはあるでしょうか。
メンバーの中に名前も知らない人がいるよりは仲良しな状態の方がアンサンブルはもちろん吹き心地も良くなりますよね。
また、本番直前に「アレが変だこれが下手だ」なんてダメ出しテロに遭ったら不快な気持ちで本番に臨むことになるでしょう。
快適な人間関係があるかどうかって結構演奏に影響するものですね。
そしてだからって音響の調整やバランスなど調整したいことを言わないという訳にはいきません。
だから伝え方を考えたいんですね。
「そこはそれじゃダメだよ!」
「あの・・もしも無理だったら別にいいんだけど・・できればもうちょっとこう・・」
「ここはこんな風にやったらもっと良くなると思うんだけどどう思う?」
この中ならどれがお互いに快適に本番を迎えられる提案になると思いますか?
人それぞれ場合それぞれですからどれが正解ってことはありません。
それでも怒られるとかオドオドされるのが快適だと思う人は少ないですよね。
相手に何か伝える方法は何通りもあるはず。
自分の言いたいことを言えればどんな伝わり方をしようとその後相手にどんな影響があろうとお構いなし、というのは大人同士のやり取りですることじゃありません。
本番前にダメ出しテロを行うのはどちらかというと自己満足に近くて相手の演奏を良くするどころか逆効果になる行為のことも。
なぜ今それを言うのかだけでなくなぜその伝え方を選んだのかにも意識的になりたいものです。
普段もそうですが本番前は特に、自分も相手もお互いを尊重しながらリクエストをオープンに伝えることができたらいいですね。