楽典を一緒に読んでみるシリーズ、続きで今回はp.48の「強起と弱起」から進めていきましょう。
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弱起というのは簡単に言うとアウフタクトのことです。
アウフタクトの小節は拍が決められた数より少ないので「不完全な小節」と言われます。
自分で小節番号を振るときは、この小節を1小節目とするか次の完全な小節から数えるか迷いますよね。
実際のところ小節番号を振る時は、このアウフタクトの小節は数えません。
また、アウフタクト分の拍は曲の最後の小節と合わせて1小節分になるように、最後の小節で帳尻合わせをするのがルールです。
ただし全然帳尻合わせをしない場合も多くあるので、あまり厳格なルールではないのでしょう。
書き譜を演奏するだけの方はあまり気にしなくていいポイントかもしれません。
ではせっかくなのでp.50の例題をやってみましょう!
くれぐれもすぐに答えを見てわかった気にならないように自分の頭で考えてみましょうね。
これは以前の周期的に強く感じる音を探す問題の続きになっています。
まず強く感じる音はどれなのかを見つけてその音の前に小節線を引っ張ってみましょう。
強く感じる要素としては
・他の音と音域が離れてる
・音が他よりも長め
・音量が他より大きいか小さい
などが挙げられます。
それが分かればアウフタクトがどれなのかは一目瞭然でしょう。
では簡単なのでついでに同じ要領でp.51の問題3もやってしまいましょう。
この程度の問題なら電車の中でもペンと楽典の本があれば出来るでしょう。
次回も続きから読んで行きますが、例題や問題はその次そのまた次と進めて行くときに土台になっていきます。
「読むだけで問題はやらなくていいや」と思っているとついて行けなくなってしまいます。
楽典をやろうとしても途中で挫折する多くの方の原因は、この問題を舐めてやらない進めることで行き詰まるということ。
ここまでの時点では大して複雑なものはまだ出てきていないので、やっていない方はぜひ今のうちに問題もちゃんと解いて追いついてみてくださいね!
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