本番でミスをしたとき、練習中になかなかできないパッセージに向き合ってるとき、どんな気分ですか?
有吉尚子です。こんにちは!
やったー!ミスした!ラッキー!なんて思う人はいないと思います。
たいていはイヤな気分になるんじゃないでしょうか。
あーあ、またできない…失敗するなんて自分はダメだ。
などなど、自己否定の言葉がよぎったりしますよね。
それは普通のことだと思います。
ただし、言葉というのはわたしたちの思考や行動に影響を及ぼします。
難しい箇所を練習しながら「あーダメだ」「できない」「難しい」と呟いていると、脳は
「ここはできないものだ」「自分はダメなものだ」という思い込みをしてしまうそうです。
同じ条件で練習していても「きっとできる!」「大丈夫、ちゃんと間に合う」「こういう工夫をしてみよう」など建設的に考えられる人は上達が早かったりします。
とっさに口に出してしまったりするかもしれませんが、気付いたら肯定的な言葉に言い換えるのを続けていると練習効率も変わってきますよ!
またできなかったところができるようになったら、その自分の変化を見逃さず「(些細なことだとしても)出来るようになった」ということに気付くのも大切です。
練習しているのに何も変わらない…ではモチベーションが保てませんしね。
それに「まだまだもっとできるはず」というのと「全然できてない」はイコールではありません。
小さな上達のステップが何をしたときに起きたのか起きないのかを知れば、それを続けるか別のことを試すか、という選択もできますから自分の小さな変化に注意を払うということは大切にしたいですね。
みなさん音楽ライフが楽しいものでありますように!