アレクサンダー・テクニーク 練習 身体の仕組み

筋肉は自分では伸びられない

Pocket

有吉尚子です。こんにちは!

今まで演奏に関わる身体のことを色々解説してきましたが、今回は筋肉のことについて少し整理してみましょう。

筋肉にできることはこの3種類です。

・縮むこと(何かしら力を発揮するとき)

・弛緩してゆるむこと(力を発揮していないとき)

・伸びること(よそから引っ張られたとき)

まず第一の縮むとき力を発揮する、というのはどうということもありませんね。

このときは簡単に言うと、筋肉の付いている両端が近付く動きをします。

たとえば上腕二頭筋(力こぶの筋)なら、この筋の付着してる両端である上腕と前腕が近くなるのでひじが曲がります。

次の弛緩すること。

これは縮むのをやめることです。

だらっと垂れ下がっていなくても、何も頑張っていなければゆるんで弛緩してますね。

寝てるときなんかは弛緩してることが多いです。

例えば口を閉めておく筋肉が緩むとヨダレが垂れるわけです。

最後、他の筋肉や重力に引っ張られて伸びること。

筋肉の働きは縮むことですから「はい!のびまーす!」と自分で伸びる動きはできません。

弛緩してるときに他の筋肉に引っ張られる場合と、縮んでるときそれ以上の力でよそから引っ張られる場合、伸びていきます。

注意したいのは、筋肉が伸びることでは何か力を発揮することはできない、ということ。

力を発揮するときは必ず縮む動きをともないます。

だからたとえばひじを頑張って伸ばしておくとき、上腕二頭筋の反対側(二の腕のタプタプする側)にある上腕三頭筋が頑張っているのであって、二頭筋(力こぶの筋)はひじを伸ばすという動きに対してはジャマしかできないのです。

ということは逆に言うとちょっとずつゆっくり腕を伸ばしていきたければ、二頭筋がジャマをして動く速度を遅らせるという働きができます。

…というようなことは指にも唇にも呼吸にも当てはまるのですね。

ひとつの動作をする筋肉と、それとは反対の動きをする筋肉。

これがお互いに働きあってるのが普通ですが、効率を考えたいときにはお互いにジャマしあわない程度で拮抗しているのがいいかもしれません。

今回はちょっとややこしいお話さったかもしれませんが、覚えたりする必要はないので「なんとなくそんなことどこかに書いてあったかなー」くらいに頭においていただければ
と思います。

動きについて考えるときにぜひ参考にしてみてくださいね!

メール講座では演奏に必要なスキルについてさらに詳しく毎日無料でお届けしています。ぜひ読者登録してくださいね!
完全無料

受信形式

HTMLメール

文字メール

  • この記事を書いた人
有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

-アレクサンダー・テクニーク, 練習, 身体の仕組み

© 2021 聴く耳育成メソッド