「ミスしそう!」
「やばい指が絡まるかも…」
そんな風に思った直後、実際に間違えたりしたことはありませんか?
わたしは一時期よく体験していて「予感が当たった」なんてバカなことを思ったりしていました。
でも冷静に考えるとミスする予感が当たるなんてことはもちろんありません。
これって実は「ミスしそう」という思考が実際のミスを引き起こした良い例なのですね。
試しに「つまづくかも…足が絡まるかも」と思いながら歩いてみましょう。
何も障害物がなくてもつまづきそうなきっかけを探してしまいませんか?
指や舌や連符など奏法も同じです。
何か動作を思い浮かべると身体はそれを行おうと準備します。
「ミスしない」と思って打ち消しても一瞬で身体はミスの準備をしてしまうものだし、頭に思い浮かんだ「ミス」も消えるわけではありません。
ピンク色の象を絶対に思い浮かべてはいけない
そう言われてとっさに思い浮かべないでいられる人はいないのですね。
「この箇所は不安だな」
「間違えるかも」
そう思っている時は動作としてもそちらに向かっていってしまってるというのを知っておくのは役に立つかもしれませんね。
なにかの参考になれば幸いです。