アレクサンダー・テクニーク コミュニケーション 思考と心 身体の仕組み

ミスの連鎖が起きるわけ

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隣の人が緊張してるとつられる。

ソロを前に吹いてた人が間違えたら引き継いだ自分も間違える。

共演者が落ちて音が無くなったら自分まで一緒に混乱してしまう。

自分は自分と思っていても意外に釣られたり影響されたりってあるものなのですよね。

関係ないはずなのに動揺してしまうそれって予想外の出来事に驚いたというだけではなくもしかしたら

「間違えた人のフォローをしよう」

「落ちた人が戻りやすいように何か協力してあげなきゃ」

そんな気持ちが無意識でも働いているからかもしれませんね。

こう言うと冷たいようですが、出てしまったミスは引っ込まないし周りで何かしても無かったことにはならないのですよね。

アドラー心理学でよく言われる課題の分離というのを思い出してみましょう。

大事な場面でコケた仲間がいたらつい手を差し伸べたくなるのは自然な心の動きだと思います。

とはいえ本番中に自分が手助けをできるとしたらどんなことがあるのでしょうか。

小節番号を教えてあげたりキメのタイミングで合図したりというのも場面によっては可能かもしれません。

でも多くの場合には落ちた人が戻ってこられるようにブレずに釣られずにいることが精一杯かもしれません。

「助けてあげたい」と思うと実際にできることは何もなかったとしても身体は何かしようと構えます。

何かしようと構えても現実的に何をすればいいかわからなければ固まってしまうのですね。

これが仲間のミスに釣られてしまう原因の一つでもあり、自分がひとつミスを出したら連鎖的に間違えてしまう原因でもあるかもしれませんね。

そういう自分に出来ることとコントロール外のことを区別して考えられるようになったのはアレクサンダーテクニークを学んで良かったなとわたしが思うひとつのメリットです。

参考にしてみてくださいね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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