楽器練習効率化ガイドブック

楽譜の通りに演奏したら自分の
個性やオリジナリティが出せない、
そんな意見を耳にすることが
たまにあります。

有吉尚子です。こんにちは!

アドリブが必要なものだと楽譜は
リードシートなんて呼ばれて
曲の大枠だけを示したものなので、
そのままやっても確かに
面白くないでしょう。

それにバロック時代や古典の作品は
即興的に装飾を入れたり
カデンツァを自分で作ったり
することが求められていて
その余地を残した楽譜の書き方を
されてることもありますね。

反対にちゃんと書き譜になっていて
アドリブで音を選ぶ必要のない曲は
楽譜の細部に至るまで作曲家が
伝えたかったことですから、
勝手に音を変えたりするのは
作品への冒涜になってしまいます。

ではそんな中でも出てくる
奏者によっての違いや個性って、
どこから来るんでしょうか。

和声や旋律によって示されている
盛り上がりや落ち着きや
その他色々なグラデーションの
色合いなどはそんなに解釈によって
大きく変わるものではありません。

con fuoco(火のように激しく)
と作曲家が書いたのを
「オレの解釈はこうだ!」
なんてmorendo(死に絶えるように)
にするというようなのは解釈の個性
なんてものではありませんからね。

それでも例えばどんな落ち着き方
なのか盛り上がり方なのか、
変化させる度合いはどのくらいか、
どの声部を際立たせるか、
なんて考えると
同じ楽譜を同じように読んでいても
表現は無限に違って来ます。

わざわざリズムを崩して
書いてある音よりも長く伸ばしたり
テンポをとんでもなく速くしたり
なんていう奇をてらうことは
しなくても充分違いは出てきます。

「自分の個性を出そう!」
「わたしはどの曲もこうやるのが
トレードマークなんだ!」
そんな風に考えなくても
ひとそれぞれ考え方や話し方が
違うのと同じように自然と出てくる
ものではないでしょうか。

それを意図的に作品を歪ませて
奇をてらうようなことを
してしまうと
「この人の演奏はなんだか変だな」
なんて印象につながるのでは
ないかと思います。

作品を通して自己主張がしたいのか
それとも作品の良さや魅力を
聴く人に伝えたいのか、
個性について考えるときには
心に留めておきたいことですね。

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