出来てると思ってることってわたしは大抵の場合出来てないことに気づいてないから傲慢になってるだけ、というのがほとんどなのです。
シリーズで開講しているベーシック講座では受講者さんから
「拍子の見方が今までと変わった」
「できてると思ってたけど新しい発見がこんなに!」
「知ったら演奏が変わった!」
「自分はわかってると思ってる人こそ受けたほうがいい!」
なんて声が聞こえてきています。
当たり前にやっているつもりが実はいい加減だったと知るのはちょっとショックかもしれませんがこれからの演奏が今までとは全く変わって音楽的になっていくなら楽しい変化ですよね!
わたしも勉強し直すと決めたときは「もう今更基礎なんて知ってることばかりでしょ」なんてタカをくくってました。
でもね、知ってると思ってるってことは知らないことに気づいてないだけなのです。
恥ずかしいですねー。やだやだ。
わかってないし聞こえてない、自分のそんな部分に気がついてないからこそ「出来ている」「わかってる」と思うのですね。
「無知の知」ってのと同じ。
耳から音は入ってきてるけど、ただぼんやりしてても気づけない響きやニュアンスの変化、これはちゃんと聴き方のコツがあるのですよ。
楽譜だってただ眺めていてもドレミが並んでる以上のことはわかりっこありません。
なんとなく吹奏楽でやってきたなんてだけじゃ身についてなくて当たり前。
わたしも知ったときには目からウロコでしたよ。
「こんな大きな変化が今まで聞こえてなかったんだ!」
「ここにこう歌ってとわかりやすく書いてあるじゃん!」
とびっくりしました。
耳に関して今ではお正月の格付けで出てくる高級楽器と入門楽器を聴き間違えるなんてことは絶対ないと自信を持って言い切れます(笑)
それくらい一旦出来てしまえば一生モノだし誰かに横取りされるなんてことも無いのが身につけた知識とスキル。
知識とスキルを持ってれば時間のかかるムダな練習からも、
解決しなくて無限ループするコンプレックスからも、
あれこれ色んな講座や先生を渡り歩いては混乱を深めるレッスンジプシーになることからも解放されるのですからお得ですよね。
楽器の仕掛けを変えて一時的に良くなっても数日で元通りなんてお金の無駄使いですよ。
あーもったいない。
魚を買うのじゃなく魚の捕り方を教わったほうが結局は安くつきますからね。
ということで魚を欲しがるんでなく魚の捕り方を知りたい方のためのベーシック講座では、コンプレックスを自信に変えたい本気の大人プレーヤーを全力でサポートしていきたいなと日々思っているところです。