楽典を一緒に読んでみましょう!のシリーズ、今回はp,.139の「和音」から行きましょう。
これは以前の記事でも解説してる内容と重複することもあるのでサラリと通り過ぎたいと思います。
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まず最初に「和音とは」、と書いてある通り2つ以上の音が同時に鳴ったときに出来る響きのことを言います。
音が同時に3つ鳴るなら三和音、4つ同時に鳴るなら四和音、なんて呼び方をします。
主に曲の中で使われるのは三和音、四和音、あたりですね。
たまに「複和音」とか「非和声音」などでそれ以上たくさんの音が同時に鳴ることはありますが、ひとまずそれは置いといて考えなくて大丈夫。
和音を構成する音の呼び方は本に書いてある通り。
疑問の余地はありませんね。
p.140の三和音の種類も見たまま理解して問題ないでしょう。
ドミソを基準にして、そこにシャープやフラットが付くとどうなるかという考え方をすると比較しやすくわかりやすくて良いですね!
とはいえ説明の余地なくわかりやすい解説ではありますが、実際に自分で和音を作ってみるのと「ふーん、わかったわかった」で済ませてスルーするのでは理解度と記憶の定着度に雲泥の差が生まれますので例題や問題は丁寧にやっていきましょう。
やらずにわかった気になっていると必ず後でつまづきますからね!
ということで例題は答えが書き込まれてますが、例題1,2,3と問題1-4を実際に解いてみましょう!
本にも解説があるので特に問題はないでしょうが、ここで気を付けたいことが一つ。
それは音階の中には各音は必ず一つずつしか存在しないってこと。
例えばファのシャープとファのナチュラルは一つの調の中で同時には絶対に出てこないのです。
だから一つの調の音階構成音で和音を作るときは同じ高さで表記される違う音というのは使わないのです。
ということでファのフラットよりミのナチュラルの方が親切、なんてこともありません。
和声的にその調でミが2つ登場するなんてことになってしまっては親切どころか何の調なのか訳がわからなくなってしまいますから。
そんなことだけ、注意しておきましょうね。